大阪 北新地 すなくら 勇花

【大門敏彦さんのお薦め】
「石川九楊展、書と酒器と源氏物語」(7月10日まで、伊丹市立工芸センター・伊丹市立美術館)に行って来ました。6月26日(日)の小西新太郎氏と石川九楊さんの対談を聞きに再度行きたい。帰路に小西酒造「長寿蔵」でのベルギービールと食事はたいへん美味しかった。

6月26日、石川九楊さんと小西新太郎さんの対談を聞きたくて再度行って来ました。「石川九楊の書道入門〜書ほど楽しいものはない、30日間で基本がマスター出来る!」を購入しました。石川九楊さんのサインも貰えました。

石川九楊サイン
会場で楽しい出会いが有りました。

”ひょうたんつぎ”をお気に入りの坪さんと指輪
※クリックすると拡大写真がご覧頂けます

小西新太郎さんと大門さん
※クリックすると拡大写真がご覧頂けます

石川九楊さんと小西新太郎さん
※クリックすると拡大写真がご覧頂けます

白雪樽酒カップのサービス〜美味しかった
※クリックすると拡大写真がご覧頂けます
九楊さんの事は知らない人と思っていたが、佐治敬三追想録の題字を目にして居たのと、NHKで副島種臣の書の世界に九楊さんが迫る番組を見ていたのです。副島種臣のすごさを知ることが出来て楽しかった。この度石川九楊展で解らぬながらに感じた事はカンディンスキーやパウル・クレーの脳みそ(表現する時の思考回線・志向性)に似ていると思いました。この度の3.11の災害で外国の美術品を日本に送らない国が続出し、展覧会が開けないという問題が起きていましたね。私は良い機会だと思いました。日本の美術史家達よ西洋に大金払って展覧会するばかりが脳じゃないよ、日本人に今こそ日本の芸術の素晴らしさを示す時じゃないかと思いました。国立美術館の蔵の虫干しをし、多くの日本人の芸術家に日の目を見させて上げましょうよと思うのでした。

この石川九楊展の小西新太郎氏と石川九楊さんの対談の時の来場者との質疑応答で「書」で大事なことは何ですか?に対する九楊さんのお答えは「中心」だとおっしゃいました。(色々おっしゃっていましたが、ごめんなさい、端折ります)この20年前頃から、中心を白紙に空けたまま、端に片寄せて書いて平気な人が多くなっているそうで(中心、中央を空けたままのバランスの悪さを感じないのか、バランスを取れないというのか)九楊さんはこの現象は何故なのかと案じていらっしゃるご様子でした。私は「書」に現れる、現代の病みの現象なのかなあと思って心細く聞いていました。

【大門敏彦さんのお薦めU】
大門敏彦様は2年間毎月一度、比叡山へ石川九楊さんに学びに通っていらっしゃったそうです。小さい声で飲みに行ってた(笑)
私「遊びをせんとや生れけむ」ですぅ。(笑)石川九楊さんのお描きになった作品に大門さんが色をつけるコラボをなさったとか。
大門さんに石川九楊さんを教えてもらってなかったらNHKBSプレミアム『「空海 至宝と人生」の第2集名筆の誕生』を構えて心して見ていなかったかも知れません。お陰様でより一層、学べました。感動しました。もっと何度も見たい。
書は正しく美しいだけではだめ・・・大自然宇宙を・・・空海がすでにおっしゃっていたとか・・・すごい!何とおっしゃってたのか何度も見なくては・・・。

私は「書」となると、とんと文盲だ!悲しくなる。文盲でも飛白体、雑体書、踊るような絵のような・・・少―ぉしは読めるようなというより感じることができたような気になりました・・・いややっぱり文盲です。
「益田池碑銘」(高野山霊宝館蔵)当時の中国でもほとんど使われていなかった書体を空海はあえて古い文字に深い意味を見出していたのですね。

―――石川九楊さんの事を教えて下さって、大門さんに感謝―――
「梅棹忠夫さん」
「梅棹忠夫展」私は行けなかったが、紀子ちゃんが行って来て、本を見せて呉れました。読みやすい本で面白かった。

「梅棹忠夫のことば」
梅棹さんは京都の人、世界各国を旅した京都人の語る京都の見方は実に面白かった。
梅棹さんのお母さんの一言「むかしなら、なんのあんなことですむもんどすかいな」は私には大変面白怖い。まあ京都の事解らへんお人は読んでみて下さい。で、この本の話をご来店頂いた京都の岩倉にお住まいのT森様に致しましたら、T森様のお母さまが、中国大連に居られた時、食事もままならぬ時代となって梅棹さんが身を寄せられて居たと云うご縁があったそうです。
京都人T森様とお話をして居ると、京都人のミステリアス具合が一層に面白かったです。その時ご一緒のT岩様・G部様とは熱気球の話しへと移ってゆきました。

「京ことばについて」(勇花)
関東地方の男はん方は「おもしろおすなぁ」「へぇ、おおきに」にはお気をつけ遊ばせ。これらの言葉に後が続かず、繰り返されるだけやったら、見込みは無しなのです。
「おもしろおすなぁ」「それどないなことどす?」「聞かしておくれやす」と続かな興味あらへんフーンと云うことです。
どこどこ行こうかと誘って「へぇ、おおきに、いつどす?うれしいわぁ!きっとどすえ!」と続かなあきまへん。

梅棹忠夫のことば
【大門敏彦さんのお薦めV】
「6人のデザイナーによる帯と着物展2011」
10月4日(火)から16日(日)まで京都で開催されます。どうぞ、お出掛け下さい。

帯と着物展2011案内1

帯と着物展2011案内2
【6人のデザイナーによる帯と着物展U】
10月15日(土)曇り空に時々雨、大降りにはあわずに救われた京都だった。お昼に室町和久傳を奮発した。予約を1時少し前三条京阪よりして1時25分頃着いた。入り口売店の女性はいらっしゃいでもなく、私は先ずお手洗いを拝借、受付には誰もいない。 連れは受付前の椅子にチンと座って待っていた。あまりほめた状況ではなかった。連れは何も言わなかったが、心でもうひとつやなあと思った事でしたでしょう。

室町「和久傳」福岡出身の谷田さん

室町「和久傳」高松出身の船越さん
お酒は丹後久美浜琴びき浜の「玉川」と伏見の「月の桂」をいただいた。お料理は子持ち鮎が美味しかった。酢の物に入っていたもって菊の歯ざわりが印象に残った。一緒に行った人が豆茶の方を下さいと言った。そこで私はほうじ茶を飲んだ。 豆茶のお替りを言った理由が解った。ほうじ茶がとてつも無く渋かったのだ。一緒に行った人は我慢強いというか私がだまっていないことを知って居るのでしょう。帰り掛けに一言苦情をいわせて貰ったら、御池通りに出るまで見送ってくらはった。
二条下ル蛸薬師町へと「6人のデザイナーによる帯と着物展2011」を見に行った。

岡信吾さんと作品
※写真をクリックすると大きくなります。


久谷政樹さんと作品
※写真をクリックすると大きくなります。


荒木志華乃さんの作品
※写真をクリックすると大きくなります。


大門敏彦さんの作品と久谷さんの手の影
※写真をクリックすると大きくなります。


嶋高宏さんの作品
※写真をクリックすると大きくなります。


馬渡喜穂さんの作品
※写真をクリックすると大きくなります。

「6人のデザイナーによる帯と着物展」の帰路姉小路を通り、「京 亀末廣」で“かるかる”と“絹のしずく”を買って帰った。
ペロリ!