大阪 北新地 すなくら 勇花

【中央電気倶楽部の午餐会】
講師:カンヌ国際映画祭グランプリ賞受賞者 映画作家 河瀬直美氏
演題:「なら国際映画祭」とは
9月9日に会員の奥谷さんの紹介で(私は会員ではありませんので)聴きに行って来ました。

奥谷さんも奈良のご出身で、小学校の同級生の女性もご一緒でした。河瀬直美さんが奈良を舞台に芸術活動なさっている事、「堺から世界へ」の様に「奈良から世界へ」強い発信力を感じた。

「殯(もがり)の森」2007年でカンヌグランプリ受章された時、TVでインタビューを受けて居られた時、肘をついてと言うか、両手を顎につけてコメントされていた姿が嫌いだったのと言葉の響きも嫌いだった。 子供さんも産んで育てていらっしゃるので、どのように変わっていらっしゃるかしらと、知りたくて行って来ました。TVで以前見た感じより、はるかにやわらかく洗練されていらっしゃると感じ嬉しかったです。 (私ども大衆は好きかって言います。お許し下さい)その時購入しサインしてもらった映画チケット(1,300円)で9月23日に梅田ガーデンシネマで「朱花(はねず)の月」を見て来ました。はじめに素人のおばあちゃんが畑で「これは塩漬けにしたら美味しい食べられる」「煮いても美味しい」「皆捨ててしまうけど・・・」というシーンが大変良かった。 麿赤児さん、樹木希林さんを楽しみにしていたがなんのこっちゃなかった、けど凄い!良い。大島葉子さん入水するシーンの時、きゃーっえらい怒り肩!びっくりした!色気が無い。映画見終わって、おばちゃん達が「なんや、訳わからへん」と口々に言っていた。一緒に行った人も同じ事言っていた。 私は「殯の森」「朱花の月」を見て、カンヌグランプリ受章、外国に発信し評価されたことが先ず嬉しい。もっともっと佳い映画が出来る筈だと期待がふくらみました。

河瀬直美さんとPRSJ奥谷さん
この日はお化粧も汗で落ちてしまうほどの暑い日でした。
来場者の質問に「何故読みがわからんような漢字の題をつけるのですか?」河瀬直美さんは「中学の頃から古語辞典を見るのが好きで、自分の思いにぴったりする言葉なんです」とおっしゃってました。ふむふむ現代人がすっかり忘れ去った文字・言葉を今の世に知らせる良い発信力ですね。